新規事業の立ち上げや起業にあたって、まずやらなければならないのが情報収集。
特に世の中のニーズを探るマーケットリサーチとは、どういった目的を持ち、どのような方法で実施するのかをご紹介します。
事業を成功するためには、誰に・何を・どうやって売る(提供する)、といった点をできるだけ具体的に詰めていく必要があるため、市場リサーチは不可欠ともいえます。
自分ではベストだと思った商品やサービスであっても、市場に出した際に必ずしも売れるわけではありません。それを求めている人がいて、その人たちに届けて初めて売上は成立します。
そこで、自分が目指す事業は市場でどの程度の需要があるのか、マーケットニーズをリサーチしましょう。
すでに先行の商品やサービスがあるような分野なら、その経済規模や成長性などを調べることもできますし、どういった層にニーズがあるのかなども見えてくると思います。
一方、まだ世に出ていない斬新な事業の場合、競合が存在しないともいえます。そうしたケースでは、関連する分野について情報収集することをオススメします。
マーケットニーズを調べていくと、商品やサービスを購入・利用している人たちがどういった属性なのかも、ある程度見えてきます。
わかりやすい属性を挙げると、年齢・性別・地域・職業・収入・趣味性など。時代が多様化しているので、ターゲット属性はあくまで傾向を知る指標のひとつでしかありませんが、自分の事業における顧客が誰なのかを具体的にイメージしておくことはとても重要です。
個人が市場リサーチする場合、ネットや書籍などでデータを探すという方法もありますが、起業するプロセスにおけるリサーチとしては、以下に挙げる2つの方法をぜひとも実践してみてください。
個人事業主も経営者であり、顧客がいなければ売上は立ちません。そこで、既存顧客に対してヒアリングやアンケートをとってみることをオススメします。注意しておきたいのは、相手が回答しやすいような方法にすること。設問をできるだけ具体的にしたり、ウェブサイト上のフォームでいつでも回答できるようにしたり、インセンティブを付けるといった工夫もしたいところです。
リサーチするとなった時、自分の事業に直接関係する分野や競合については熱心に調べると思います。それは前提として、異業種についてもリサーチするのがオススメ。
競合との差別化という意味では、他業種で成功しているアイディアや手法、システムなどを取り入れることが成功につながることもあります。
リサーチする前に、自分なりに仮説を立てておくことも憶えておいてください。実際に見込み客となるターゲット層にヒアリングして、その結果と仮説とを比較します。仮説のどこが合っていて、どこが違っていたかは、もちろん事業計画に反映します。
リサーチに限らず、起業で成功するためには起業ノウハウ全般を体系的に学ぶことが重要です。
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