獲得したい顧客層によってセミナーの内容を考えるところから、どういった方法で告知・集客するか、参加者が少ない場合の対処なども含めて紹介します。
一般的に、セミナー集客の目的は見込み客獲得です。どういったターゲット層を獲得したいのかによって、セミナーのテーマや日時、場所、方法などを検討することになります。セミナーの内容が固まったら、告知や集客はターゲット層に合わせた媒体やツールを利用するのが効率的。自社で見込み客リストを集めていればメール配信などでリーチしたり、SNSで情報発信したりするのもいいでしょう。
セミナーという集客施策においては、新規顧客と既存顧客とでアプローチ方法も分けたいところ。
新規顧客に対しては、まずターゲットの興味を引かないとそもそもセミナーに参加してくれません。顧客側のニーズを満たしつつ、自社アピールに無理なくつなげる内容を心掛けましょう。逆に、既存顧客に対しては自社紹介を重視せず、最新事例の紹介をベースに構成するなど、「今回は参加したい」と思わせるトピック性を盛り込みます。
そして、セミナー開催後は今後につなげるためのメール及びアンケートなどのフォローも不可欠です。
顧客リストに対してメールやDMなどで案内を出します。特に接触頻度が高くない顧客でも、単なる商品紹介ではなくノウハウや実例重視のセミナーなら、直近の活動の周知にもなりますし、見込み客の掘り起こしも期待できます。
今の時代、SNSでの告知も必須となってきました。Facebookのように関連性のある人脈やグループでつながるSNSは、特定ジャンル・業種での効果的な拡散も期待できます。Facebook自体、オンラインイベント作成もできるので、セミナーの対象や内容によっては利用してもいいでしょう。
キーワードやユーザー属性、エリアなどによるセグメントをした上で、リスティング広告などを利用するのも良いでしょう。告知期間やタイミングにもよりますが、インターネット広告は即効性のある宣伝媒体なので、出稿してすぐ結果がわかるのも利点です。
セミナー情報の専用サイトや動画配信サービスでビジネスセミナーも扱っているサイトなど、ターゲットとマッチする専用メディアを選んで利用しましょう。
また、人事部専用やマーケティング専用など業務分野別の専門メディアでもセミナー情報を掲載しているところがあります。
セミナー集客がうまくいかない場合、インセンティブとなるような参加特典を付けるのも有効。商品のサンプリングや1ヶ月無料使用など、コンバージョンにつながるようなものがオススメです。
過去のセミナー参加者に対して、料金割引などの優待を付けたり、紹介キャンペーンなどで拡散を促すのもいいでしょう。
事業を立ち上げ、継続的な成功を手にするためには、目的にあった起業ノウハウや、スキルを習得することが重要です。ここでは必要なノウハウ~実践支援までを教えてくれる起業塾を目的別にご紹介します。
※Google検索にて、「起業塾」の上位30社の中から、「フリーランス」「社会人」「学生」に対応したカリキュラムを持つ起業塾において、それぞれのひとり起業の実績が公式サイトに掲載されている3社(2022年2月17日時点)。