ヒット商品を生み出ためには顧客ニーズをしっかりと把握して、簡潔かつインパクトのある商品コンセプトを打ち立てることが重要です。そのための要点を以下にまとめてみました。
商品企画において顧客ニーズの位置づけは大きな意味を持つもの。その理解を深める意味でもマーケットインとプロダクトアウトという用語を理解しておきましょう。
マーケットのニーズが先にあって、それを満たすための商品を開発するという手法。ニーズがあるから商品を作るという流れになるので、需要があるのは間違いありません。ただし、個人の起業で商品企画する場合、ニーズはあってもまだ競合が少ないといった参入余地があるかどうかを見定める必要があります。
企業側発信で、自社の技術やサービス、オリジナリティを活かして商品開発をするという手法。もちろん、マーケティングリサーチも実施して、ニーズがあることも確認した上で実施するのが一般的。大企業が製品ラインナップの強化や見直しなどをする際、プロダクトアウトによる商品企画をするケースは珍しくありません。
文章にするとマーケットインの方がマーケットニーズにマッチするように感じるかもしれませんが、プロダクトアウトでもニーズを把握して実践されるケースもあるので、どちらも一長一短。個人レベルの商品企画だと、現実的にマーケットインを選択するのがベターともいえます。
つまり、ニーズを明確したマーケットインという考え方で、商品企画をスタートするのが賢明です。
商品コンセプトとは、その商品を端的に表現したものです。
すごく良い商品だとしても、その良さを説明するのに時間がかかるような商品だと、実売に結び付けるのは容易ではありません。
商品コンセプトは商品のデザインや性能、ブランドやマーケティングとそのすべてに大きく影響するもの。それだけ重要ではありますが、プランニング段階ならリサーチなどを踏まえてブラッシュアップもすべきであり、商品企画はコンセプトに沿って内容を詰めていくのがいいでしょう。
商品そのものがある程度まとまった段階では、提供方法や収益化といったコンテンツの詳細を決めていきます。
商品の提供方法として自社のオンライン販売や実店舗運営もできるでしょうし、小売店などに卸すことも検討できます。物販だと売り切りでいいのか、アフターサポートは必要なのかも検討要素。オンラインサービスだと無料で提供して広告収入を得るなど、キャッシュポイントをどうするかも課題となります。
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