1人で起業するか、あるいはパートナーと一緒に起業するか。これも、起業家の悩む重要なポイントでしょう。こちらでは、1人で起業するメリットとデメリットについて解説します。
1人で起業するメリットのひとつが、自由度の高さです。これからやりたい事業の計画や運営方針など、すべて自分自身で決められ、他者に振り回される心配もありません。人間関係で悩むことも、金銭トラブルなどパートナーとのいざこざに巻き込まれることもなく、自由な経営ができます。
事業がある程度、軌道に乗れば、自分の好きな時間に働けることも1人起業のメリットです。パートナーや従業員がいると、労働時間をみんなにあわせて仕事をするのが基本になります。平日は働き土日祝は休むというリズムを作りたい方なら、それでもよいでしょうが、好きな時間に働いたほうが効率はよいという方であれば、1人起業が向いているでしょう。
事業内容にもよりますが、一般的に1人で起業したほうが初期投資を抑えやすい傾向があります。フリーランスのデザイナーやライターのように、投資額がほぼ0円で開業できる職業もあります。また、利益も自分の生活費の分だけ稼げればよく、パートナーの生活まで考える必要もありません。
事業が行き詰まったり、何らかのトラブルに巻き込まれたりしても、相談できる相手がいないことが1人起業家のデメリットのひとつです。責任感を持って起業したとはいえ、パートナーがいれば、相手の意見を聞きながら最良の方向性を決められたり、分業することで困難を乗り越えたりといった効率的な仕事ができる場合もあります。
1人起業は自由度が高いものの、その分、仕事量のコントロールやモチベーションの維持など、自己管理を徹底する必要があります。また、コア業務だけでなく経理や事務などの業務もすべて自分で対応しなければならず、高い管理能力が求められることも1人起業の難点です。
万が一、体調を崩して仕事から離れることになった場合、パートナーがいれば自分の代わりに働いてくれることにより事業を継続できますが、1人だとそれができません。大事な仕事の途中で休むことになれば、取引先からの信頼関係にも影響を与えることになり、場合によっては事業の継続が難しくなるリスクもあります。
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