新たなビジネスアイディアを創出するためには、考え方や手法などを知っておくと良いでしょう。漫然と考えてしまうよりもやるべきことが具現化できます。こちらでは、個人事業主としての既存ビジネスの見直しも含めて、発想のヒントになる要素やポイントをご紹介します。
ビジネスアイディアの考え方として、発想のヒントとなる2つのポイントをご紹介します。
個人事業主の場合、規模は小さくとも自分で事業を運営してきたスキルや実績があるもの。これも十分、経営の経験といえます。
新しいビジネスアイディアを考えるにしても、まったく知見のないジャンルの商品やサービスをゼロベースで構築するより、自分が精通していることや仕事で携わってきたことなどから着想することをオススメします。
特に、従来のビジネスに何らか関連性のあるビジネスなら、情報のキャッチアップや人脈など今までの資産が活かせるというものです。
既存のビジネスが行き詰まっているとしても、改善の余地がないとも言い切れません。
既に事業をしていて上手くいっていないとすれば、課題を明確にして改善方法を考えることが、新たなビジネスアイディアのネタにもなります。このようにPDCAサイクルを回し、自分の経営状況をより正しく把握することはムダにはなりません。
見直しという意味では、ターゲット設定や販売チャンネル、マーケティング戦略などが適切だったかも検証しましょう。
ここでは、ビジネスアイディアを出すための手法やツールとして3つをピックアップしておきます。
グループでアイディアを出し合うことで、個々で考えるよりも相乗効果でアイディアが拡がったり、組み合わせによってオリジナリティが生まれたりすることもあります。Web会議ツールを使えばオンラインでのブレインストーミングもできますし、ファイル共有で共同編集し、資料化するのにも適しています。
また、ブレインストーミングの提唱者であるオズボーン氏の発想法として知られるのが「オズボーンのチェックリスト」。
9ヵ条あって、これに沿ってブレインストーミングするのもオススメです。
思考にあたって、様々な軸を組み合わせるのが「フレームワーク」。
軸の代表的なものには3C=顧客・競合・自社、4P=商品・価格・場所・販促などがあり、軸を変えることで異なる着眼点に気づくこともあります。
断片的な要素であるアイディアを、テキストや画像などでマッピングして、関連付ける手法。
無料のソフトやテンプレートなどを活用するのもオススメです。
アイディアがある程度まとまったら、一番良いのは実践してみること。テストマーケティングでもいいので、実行に移すことが重要です。
例えば、実店舗が必要なビジネスだとすぐに開店はできないと思いますが、レンタルスペースやシェア施設などを利用すれば、短期間だけ営業してみるということもできるでしょう。
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